鋼鉄のハム固日記

日記になってないし

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自転車の楽しさ、師匠との出会い

 2015年2月にマキノ号が納車されてから私の生活は一変した。世界で一台の相棒をつくってくれたビルダーであり、師匠である坂西さん(M.マキノサイクルファクトリー、元国体選手)との出会いがあった。この素晴らしい出会いがなければ今ごろ堕落した生活を送っていたと思う。毎週のように手賀沼に通い、自転車の楽しさ、走り方を教えてもらった。レースに付き合ってもらい多くの時間を共有してもらった。師匠はいつも優しく、成長に応じて新しい課題を与えてくれた。

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師匠にお借りしたディープを履かせる(M.マキノサイクルファクトリーにて)

 

ツライ、キツイ、でも楽しい

 生活の中心は自転車になった。継続的なトレーニングはもとより、食事の質も、体のケアも、アスリートに準ずるレベルで努力を重ねたと思う。レースに出れば、自分に欠けているもの、勝つための課題を否応なしに突き付けられる。そして課題を克服するための新しい日々が始まる。


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 大磯クリテにて(Photo by ボーイ)

   こんな生活をはじめてまもなく1年半が経過しようとしている。平日朝5時半から矢野口に集合して追い込むとは夢にも思わなかった。練習はツライ、キツイ。でも楽しい。

    それは自転車そのものおもしろさを教えてもらい、切磋琢磨しあえるたくさんの仲間ができたからだと思う。ホビーとはいえ、自分自身と真剣に向き合い、自分を育てる努力を重ね、新しい自分に出会うことができた。この先どうなるかはわからない。でももっと強くなりたい。

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チームメートと表彰台独占(Photo by 拓(@ns_t_hiro)さん)

 

成長の記録として

 師匠をはじめたくさんの友人、家族の支えによって、毎日が最高に充実している。客観的に見てこれまでの成長過程は爆発的なものだった、全体として素晴らしい1年だったと総括できる。

 しかし私に残された「旬」の時間は残り僅かなのである。アスリートとしては退化する一方の30代。しかも仕事に打ち込み、大切な家族を大事にした上で、進化しようとしている。限られた時間の中で、出来るだけで効率的に、指数関数的に強くなる必要がある。そうでないと5年後、10年後の自分に申し訳が立たない。

 

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大井町クリテにて(Photo by BASS(@BASS_MEG)兄さん)

 そういうことを真剣に考えるうちに、そしてレースで勝つための課題と方法を考えるうちに、フィジカル強化だけでは片手落ちであることがわかってきた。

 強いレーサーに必要不可欠な要素は何か。ロスの無い走り方、強い走り方とは実際のレースで何をどうすることなのか。

 私は自分のために、このことを知的に探究したいと思う。

 このブログは、そのような試行錯誤の積み重ねの歴史、成長の記録として開設した。いつまで続くかはわからない。でもきっと自転車は続けている。